- 初診料
初診時、症状・経過・生活習慣・家族歴・ほかに困っていることなどをお伺いし、脈を診て、おなかを触り、舌をみたり、必要であれば検査を行ったりして現在起きている症状を分析し、施術法を考え見立てをします。別途施術料がかかります。
前回の施術から半年が経過した場合、再診料1000円かかります。
- お身体の施術
まずじっくりと症状をお伺いし、脈・舌・お腹などをみてお体の状態を知ります。それから、その方に最適のツボを選択し、はりとお灸をしていきます。はりは細いものを使用しますので、ほとんど痛みは感じません。お灸は痕の残らない心地よい種類を選択しています。施術の間はほとんどの方が眠っておられます。
お身体の施術にYNSA(山元式新頭針療法)も含みます。
小学生1500
中学生2500
高校生3500
- 脳神経疾患のはり施術
脳神経疾患のはり施術はYNSA(山元式新頭鍼療法)を中心に、全身的に施術を行います。
YNSAは慢性疼痛、神経症状などに用いられる方法で、現在リハビリ以外に治療法がない脳梗塞後遺症など、中枢神経疾患に対応できます。他にもリウマチ、五十肩、ギックリ腰、パーキンソン病、顔面神経麻痺、顎関節症、めまい、神経損傷、手術の後遺症などに対応しています。
①YNSAの施術方法は、まず症状をお伺いし、腕や首をさわってどの部分に不具合があるのかを判断していきます。
②その結果に基づいて、頭にはりをしていきます。
はりを1本うったら、変化が体に現れているかを確認します。それを何回か繰り返し、すべてとりおわったら基礎治療の完成です。
③はじめに訴えておられた症状に変化があったかを確認します。そこで、まだ症状が残っているようなら一つずつ解決していきます。
【注意事項】
YNSAは、はりを抜くとまた少し症状が出てくる場合がありますが、何回か繰り返し施術をしていると症状が変化していくのを感じられます。
【当院にてYNSA施術を受けられた方の症状】
顔面神経麻痺・三叉神経痛・オトガイ神経麻痺(下歯槽神経麻痺)・舌神経麻痺・術後後遺症・めまい・顎関節症・顔面けいれん・非歯原性歯痛・耳鳴り・舌痛症・パーキンソン病・リウマチ・半身麻痺・脊柱管狭窄症・腰痛・前庭神経炎後遺症・膝痛・坐骨神経痛・自律神経失調症・脳卒中後遺症の失語
- 口腔顔面疾患の局所はり施術
大学病院の歯科麻酔科での鍼灸施術の経験から、親知らずを抜いた後の舌やオトガイ部(あご)の麻痺、インプラント後の麻痺、歯の神経を取った後に残るしびれや痛み、三叉神経痛、舌痛症、手術の後遺症の施術を専門にしています。
下歯槽神経麻痺(オトガイ神経麻痺)や舌神経麻痺の場合の鍼灸は神経の修復を促すために行います。
血流を促し、神経に栄養分を供給してやることが主な内容です。
そのためには、麻痺の範囲を細かく調べ、神経の通っている場所を把握し、丁寧に施術していきます。通常、使われるツボとは別に、舌や口の中に存在するツボにも施術を行います。その方法は特殊なため『口腔顔面領域の知覚異常に対する口腔内刺鍼の経験』(全日本鍼灸学会雑誌、2016年第66巻1号、37-42)で発表させていただきました。
抜歯による神経への作用が軽微な場合は、何もしなくても3ヶ月ぐらいで症状が良くなる方が多いですが、3ヶ月を経過しても症状が残っている場合はなんらかのアプローチを試みることをおすすめします。なお、アプローチを試みる場合はできるだけ早期に行った方がいいと考えています。大体、症状が固定するのに6ヶ月から1年と考えているからです。
発症から1年経過してもなお残っている症状はそのまま残ることが多いです。
しかし、1年を経過してもなお継続してはり治療を行っている患者様の中には変化を感じておられる方もいらっしゃいます。
当院では患者様の自覚症状だけではなく、初回、10回、20回…と治療を重ねていく中で、必ず知覚の検査を行い、変化があるのか、症状が固定しているのかを確認していただいています。変化がある場合は施術を継続し、変化のない場合はその旨を患者様に説明しています。
神経損傷し、三叉神経再生治療(顕微鏡視下の修復治療)を行った患者様にも施術を行っています。
一度お電話にてご相談くださいませ。
- 自律神経調整のはり施術
自律神経の調整を時間をかけてじっくりと行います。はり施術中は心穏やかに『うたた寝』できるような施術を心がけています。
通常の施術時間(~50分)では物足りない方にも最適です。
- 美容のためのはり施術(美容鍼灸)
当院では『口腔顔面疾患』を専門に鍼灸施術を行ってきました。病(やまい)や症状に対して施術をしていく中で、症状に変化があるばかりでなく、顔の印象が明るくなったり、お肌の調子がよくなったり、しわが目立ちにくくなったりしていく方が多数いらっしゃいました。これまでの経験から頭皮やお顔に鍼灸施術をすることの良さを実感しました。
お顔にはりをすることにより、『皮膚にごくわずかな傷を作り』、身体の修復機能を促進して、加齢によって減少したコラーゲン産生を促すことを目的としています。真皮にまで届くはりを多数お顔に刺鍼するため、内出血(青あざ)が生じることがあります。内出血は打ち身などと同様に、時間の経過とともに消えていきます。顔に内出血ができるのは困るという方は施術をお受けいただくことはできません。
当院はただ純粋に『皮膚にごくわずかな傷をたくさん作り』自身のコラーゲン産生を促すことを主眼として施術を行っています。そのため、フェイシャルトリートメントなどのエステティックな施術は行っておりません。
お顔は身体の状態を反映します。胃の調子が悪ければ口元に吹き出物や口内炎、口角炎ができたり、首や肩のコリが強いとお顔の色が悪くなったり、寝不足や眼精疲労によりクマができたり、便秘による吹き出物などお身体の状態が顔に現れます。全身状態を良くしていくことが美顔にもつながるため、当院では全身に鍼灸施術を行っており、それが美容鍼灸の一部であると位置づけています。
当院の美容鍼灸の重要点
☆皮膚にごくわずかな傷をたくさん作り、自身のコラーゲン産生を促す
☆お顔は全身状態を反映しているので、お身体全体に施術を行う。
施術の内容
お顔の部分で特にきになっている部分をおっしゃってください。(『しみ』には対応できかねます。)
お身体の状態で気になっていることをお伺いします。(多数の症状がある場合は、まずお身体の施術を優先させてください。お身体の調子が整ってからの美容鍼灸をおすすめします。)
脈をみたり、おなかを触ったり、舌をみたりしてお身体の状態をみます。
あなたに合ったお身体、お顔、頭皮のツボを選択し、鍼灸施術を行います。
施術は背面、前面ともに行います。
自身のコラーゲン産生を促すという当院の美容鍼灸の特性から、はり施術の直後に変化は現れないということもご承知おきください。肌に微細な傷をつけてからコラーゲンが産生されるには時間が必要です。もちろん、はり施術後にむくみが取れてお顔が小さくなったように感じたり、血色がよくなったりすることはありますが、その場限りの即効性!?を主眼にはおいておりません。
- お灸による施術
お灸のみでの施術をご希望の方に。
はりの痛みが苦手な方には最適です。
当院のお灸はおなかや腰をほんわか温めてくれる『箱灸』
捻挫やリウマチなどによる関節の腫れを引かせてくれる『もぐさのお灸』
ツボに利かせる『台座のお灸』
火を使わないお灸『太陽』
などさまざまなお灸をその方にあったものを選択し使用しています。
やけどが起きないよう細心の注意を払ってお灸をしておりますが、ごくたまにやけどになる方がいらっしゃいます。その点はご了承くださいませ。
家でもお灸ができるよう、その方にあったツボの場所にサービスでしるしをつけさせていただいております。
ぜひ、ご自身やご家族様の体調管理にご利用くださいませ。
- 子どものはり
子どもの「はり」は大人とは違い、身体に刺すことなく「なでさする」というようなイメージを持っていただくと近いかと思います。
治療はとても短い時間です。
なぜなら、子どもは大人に比べて体が小さく、肌が繊細だからです。
なので、たくさんやりすぎてしまうとぐったりと疲れたり、眠れなくなったりします。
「はり」をすることにより子どもは、よく眠り、よく食べ、よく遊ぶようになります。それらの3拍子が整うことで元気で健やかな子どもに育ちます。
- 追加施術(~10分)
通常の施術時間(~50分)では終えることのできない場合で、追加の施術をご希望の方。
- スーパーライザーによる自律神経調整
ストレスや緊張で交感神経が優位になり、血流が悪くなりコリや自律神経失調気味の方の首にスーパーライザーをあてることにより、副交感神経が優位になり、自律神経が整います。スーパーライザーのみの施術は行いません。必ず鍼施術と併用します。
- 経絡置き針
置き針をすることにより、鍼施術の成果が長持ちします。
- はり通電療法
お体や顔に刺した鍼と鍼をコードでつないで、電気を流します。
チクチクという感じではなく、筋肉がトントン動いている感覚を感じると思います。痛みが出る場合は鍼の深さが浅い場合があります。鍼の深さがほどよい位置にあると痛みはありません。
使用するのは神経を切断もしくは傷害されて感覚の低下している方や、脳卒中の半身麻痺で筋肉の硬くなっている方に使用します。
他では、長年筋肉の疲労が続いており、コリのきつい方にも使用します。
- 微弱電流
微弱電流は流していても体に何も感じない程度の弱い電流です。
別名マイクロカレントとも言い、よく耳にする単位の1A(アンペア)の100万分の1程度の微弱な電気のことをいいます。
これは体内に流れている生体電流と同じ電気で、
怪我を回復させたり、緊張した状態を正常に戻したりする働きをします。
この非常に微細な電気で正常な回復を促進させることができ 、
実際に多くのプロスポーツ選手が怪我の治療に使用しています。
怪我をすると、その部分の酸素や栄養分がどんどん不足し、負傷した部分の周りの細胞まで破壊し怪我が広がります。
その後、徐々に痛みが強くなります。
その際に、修復するために体内に流れるのが微弱電流なのですが、怪我をした時よりもどんどん破壊が進むため修復が追いつきません。
ここで、微弱電流治療を行い、修復を早めていきます。
・怪我の広がりを防ぐ
・怪我をした部分の修復を行う
この作用を同時に行うので治療効果が高く、2つの仕事を同時にすることができます。
怪我をしてから施術が早ければ早いほど、怪我の広がりを抑えることができ、結果として治るまでの期間を短縮出来ます。
このようなことが神経の損傷部位にも起こります。損傷の広がりを防ぎ、修復を早めます。
機械はラスパーA・MCです。
マイクロカレントは体に感じない微弱電流ですが、それではながれているのかどうかがわかりにくいため
数秒に1回、ビリッとした感じがわかるように作られています。
- 知覚検査
下歯槽神経麻痺やオトガイ神経麻痺の方には知覚検査を行います。検査の項目は
①どのくらいの太さの糸で触ると感じることができるか。
②痛みを感じる重さはどのくらいか。
③目をつぶって、オトガイ領域の2点に刺激をあたえたとき,これらが別々の刺激によるものであると識別できる最小の距離を測る。
以上の3つの検査を行い、知覚低下の度合いを調べます。施術を重ね、再度知覚検査を行い変化があるかを確認し、施術を続けるか症状固定とみるか判断をします。